Weak Points(10)
エンジンブロー(2番,3番ピストン)
ノーマルでもメタルガスケットを採用している205の3S-GTE、一般的には「丈夫なエンジンだ」
と言われていますが、ブーストアップしてガンガンにアタックしている車にはかなりの高い確率で、
2番と3番ピストンの棚落ちが発生しています。
これは、水冷ICからサージタンクへの配管の形状から、各気筒への吸気量に差が生じ(真ん中が多くなる)、
ブーストアップを進めていくと吸気量の差が広がり、燃調を狂わせ、ピストンヘッドの融解、
棚落ちに繋がるという訳です。
これは、例え社外ECUを現車セッティングしても例外ではありません。A/Fが薄くなる2番3番に合わせる
(すなわち1番4番は濃くなる)のも現実的ではありません。大概、A/Fセンサはタービン後に付けるでしょうし。
対策としては、
気筒間補正の機能があるECU(PowerFCや、FCON-Vpro(金プロ))で、2番3番の噴射量を数%(数値不詳)多めに設定する
カルディナのサージタンクを流用する(配管作り直しなので自動的に前置きIC化することになります)
の2つがあり、実践されている205オーナーも多いようです。
管理人の205は、2度目のブロー(直前)にあたり、気筒間補正を行う方向で燃調見直しを検討しています。
皆さんも、ブーストアップは程々に・・・