205を購入したのは、'96/8でした。そしてその冬…
どうしてもスキーに205を出さざるを得ない状況に陥りました。
全然荷物積めないのに。スペアタイヤの盛り上がりの為、
ハッチ内にブーツが立てて入るのは、左側に1足だけ。どうみても、
2人分の荷物がいいところ。これが205に唯一不満を感じるところでもありますが。
そしてその冬、スタッドレス購入に至った訳ですが、夏はどうする?
ええい、どうせなら17インチホイール買ってそっちに夏タイヤ履いてしまおう!
買うならば、やっぱり憧れのCRONOでしょう。タイヤ屋のにいさんは、元OZ Japan
勤務とかで、CRONOはもうありきたりだと、TOURISMOをしきりに奨めます。
しかも、モンテカルロラリーでTOURISMOを履いた205の写真(自分で撮ったそうな)、
を見せて、ターマックは19インチなんですよ、と。
押し売り?に勝って、CRONOを無事注文しました。タイヤはBS G-Grid、 235-40/17をチョイス。フロントフェンダーはツライチになりました。 ノーマルタイヤがどうだったか、今となっては忘却の彼方ですが、 G-Gridに替えた時にはBSらしくステアリングが重く感じたのを覚えています。
翌年から、サーキットへ行くようになりました。そして'98/9の筑波。
気温も高かった為か、最終コーナーで左フロントがビリビリと音を立て…
走行後は、アウト側のブロックがベロベロにもげかかっていたのです。
哀れG-Grid、実走1年半、1万5000キロでオシャカ(Frontだけですが)
となってしまったのです。
'98/9の走行会後、ついに脚廻り変更を決意。
併せてボロボロのタイヤも換えました。
GlandSlamはYOKOHAMA系のShopですので、ここはやはりラジアルの最上位、
NEOVAでしょう。1本23,000円だったと記憶しています。
このNEOVAも、今ではショルダーが擦り減って、
グリップもかなり落ちてしまっています。コーナーのブレーキングでは、
滑る分カウンターをほんの少し当てながら進入している程…
そろそろ交換の時期ですが、Shopや周囲の人にはしきりにSタイヤを奨められています。
Sタイヤだけで、LapTimeは2秒縮まるそうです。
他にYOKOHAMAから045というラジアルも出ていますが、街乗り併用が前提の人には、
こちらは奨められません。雨天時にかなり厳しいので。
筑波走行会を控え、NEOVAを新品に交換しました。ついでに、
Shopお奨めの窒素ガスを充填。4000円でした。
窒素ガスのメリットは、
2001.3、筑波1000コース走行会に行ってきました。その時の圧変化をレポします。
走行前の空気圧は、2.3kにセットしました。街中は2.5kなので、少し抜いて調整したことになります。気温は、3月上旬の晴天、風やや強し、結構寒かったです。
まず5周して計測。もう2.7kまであがってしまいました。そして続けてもう数周。
今度は2.9k。ありゃー、結構あがっちゃうもんですね。
タイヤ内に窒素ガスが100%に近い状態にしないと、効果は出ないようです。
3回くらいいれればどうでしょうか。安定するかもしれません。私はその後、
窒素ガスの補充はしていません。まめに圧を見てあげれば済むので、
それでお金を節約することにしました。
最近よく話題になる、RE01と、私がずっと履いているのNEOVA、どっちがいいの? という話。
SHOP行った際に、タイヤ実物を(同一サイズ235-40R17、ホイール未装着状態で)比較してみました。
まず重量。これはもう圧倒的にNEOVAの方が軽い! 手でもっただけですが、1kg以上は軽いです(求む実データ)。
構造材もNEOVAがケプラーなのに対し、RE01はスチールワイヤなんだそうです。
次に剛性。タイヤを立てて、手で押し潰してみました。RE-01の方がしっかりしてます。NEOVAは適度にたわみましたが、RE01はなかなかつぶれません。しかしこれは、ビード部分(ホイールのリムに接する部分)、RE01はNEOVAより分厚いのが貢献しているものと思われました。
ビード部、NEOVAは小指の太さ程度に対し、RE-01は親指くらいの厚さです。
SHOPの談話では「確かに剛性は高いが、ここまで分厚くしないと剛性でないんだよ」とのコメント。ここが硬いので、タイヤ交換も、大変だそうです。
最後に、トレッドのパターン。RE01は、センターに2本大きな溝があり、レイン性能では分がありそう。でも個々のブロックの形状・大きさを見ると、NEOVAの方がドライでは食い付きそうに思いました。
メーカーやプロドライバーの談話などでは、こんな意見もあったそうです。
「NEOVAは滑りだしても、じわじわっときて、そこからまだいける。RE01は初期反応がよい反面、滑り出してからの粘りに欠ける。RE01は初・中級者向き、NEOVAは上級者向き」
ここまでラジアルで奮闘してきましたが、周囲のSタイヤ装着が進み、この明らかな差に現実として直面し、
また安全に(?!)スポーツ走行を楽しむ為にも、ついにSタイヤ装着に踏み切りました。
コスト面の問題から、スタッドレスを履いていた純正16インチに、225-45ZR16サイズ。リムが7.5Jなのでちょっと細いのですが、
メーカカタログ上は適用範囲なのでよしとしましょう。外形もネオバの235-40Z17時より数%小さくなっているので、
ファイナルのローギア化と同じ効果も期待できます。