〜Setup〜Tire Air Pressure

タイヤの空気圧は、燃費やバーストの危険性に関連付けて語られています。 ここではサーキット走行を主眼に考えてみましょう。 タイヤメーカは、タイヤのサイズ毎に指定圧というのを公表しています。 ただ、これは一般的な値で、車重が変わると圧もまた少し違ってくるものなのです。

これは、あるタイヤメーカが出している、推奨空気圧表(単位:kgf/cm2)です。
60偏平
55
50
45
40
Size Size Size Size Size
185/60R14 2.0 195/55R14 2.3 195/50R15 2.4 195/45R16 3 205/40R17 3.1
195/60R14 2.0 195/55R15 2.6 205/50R15 2.4 205/45R16 2.9 215/40R17 3.1
195/60R15 2.0 205/55R15 2.4 195/50R16 2.6 225/45R16 2.5 235/40R17 2.6
205/60R15 2.0 205/55R16 2.6 205/50R16 2.4 245/45R16 2.3 245/40R17 2.6
215/60R15 2.0 215/55R16 2.6 225/50R16 2.2 215/45R17 3.1 225/40R18 2.9


225/55R16 2.3 205/50R17 2.5 225/45R17 2.6 255/40R17 2.6




215/50R17 2.7 235/45R17 2.7 265/40R17 2.5




245/50R16 1.9 245/45R17 2.5 235/40R18 2.9




225/50R17 2.2

245/40R18 2.5

アタック時にはタイヤは発熱し、圧は予想以上に上昇します。 走行セッションが20分あると数周走ってクーリング、またアタックという具合に、2回アタックになるかと思いますが、 それぞれの最後のころに、丁度いい圧になるよう、事前に抜いて調整することになります。
圧の上がり方は、気温だけでなく、タイヤ銘柄、車のパワー、運転の仕方によって大きく変わります。 Sタイヤであれば、発熱量が大きいので、さらに変わります。
また、コースレイアウトによっては、4輪バラバラであったりもします。 サーキットへ行ったらまず、4輪の圧をチェックし、軽く1本走ってから圧を計測します。 例えば筑波2000なら、最終コーナーが左フロントへ大きな負荷を与えるので、圧も左フロントが一番高くなる…という具合に、 その日のそのコースでの圧を確認するのです。
と、ここまでは、サーキットを走ったことのある人ならば、当たり前のことです。

〜もうひとつの考え方〜
タイヤは荷重がかかると、もちろんたわみます。圧により、たわみ具合はもちろん変化します。 これを、サスペンションの一部という考え方をすることもできるのです。 バネを硬くする代わりに、圧を上げるという風に。
例えば、フロントが粘らずにアンダーステアとなるようであれば、フロントだけ、コンマ1〜2、圧を上げてみましょう。
他に、「圧をこう変えたら、挙動がこう変わった!」なんていう情報も、お待ちしています。車種別にデータが揃うといいなぁ。

空気圧を変えるのには、お金は掛かりません。一番簡単なセッティングとも言えます。さぁ、エアゲージを持って、サーキットへ!


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